プラトニック(5話)

多分とても愛してしまう回だろうなあと思います。

つねに諦観を漂わせていた青年が、死の恐怖に一気に崩れ落ちる回。

テツさんの死を知って、
晴れた日なのにあたりの景色が急速に衰えて変色し
(このあたりの映像好きだなあ・・・)

ホテルでは目のあたりが凍え表情も打ち砕かれ
もうこの人まもなく逝ってしまうと思うほど憔悴していて、でもなお

「ぼくは違う」「ともに堕ちて行く相手を探しているんじゃない」
と拒絶し「ただのいくじなしの癖に」と返されて
(たぶん少女の意図とは別の意味で)
低く「ああ、そうなんだ」と頷き出て行く。
どれだけ孤高なん・・・。この場面も好きだー。

そしてさりちゃんにおずおずと切り出し
手を取って教えを乞い、拒絶されて呆然とし「ほんとごめん」

解放してくれようとした大人の男には
「深夜番に戻ります」と。

やっとのことで立ってる。持ちこたえてる。
暗くて深くて救われなくて、このあたり凄く好きです。

後半は、涙目の青年と恋を確信した沙良
「近くへ行ってもいいですか」@かすれ声
(いい文句ですよねこれ)

「この世界に(ぼくを愛してくれてる人は)誰もいないの」
押し殺した叫びを沙良が最初から感知していたのは
(明確に示されていないけれど)
分かるような気もします。ぎりぎり同士

そして得恋と恋の歓び。

不思議なんです。確かにあれっと思う瞬間もあったけれど、
見れば見るほど愛が息づいていて、

清らかな二人でしたねえ・・・。

ドラマ

もひとつ。こっちも騒然ですが、プラトニック。
今日は5話ですよね。

剛さんのシリアスドラマはこれまでsummer snowぐらい…。
その時の経験もあり、見始めると生活に支障を来すと予想しているため控えています。

今回、その予想が当たり過ぎていて、苦しいんですけど。

たぶん感情がいろんな方向からやって来て、ざわざわが鳴りやまないからだと思う…。

初々しい恋人同士だったのに、別れを告げて慟哭…。
そして「普通の人です」「そんなものです」という諦め。
かと思えば婚姻届を出しに行くのに、はしゃいでいるような、切ないような。
この相反する感情が無理なく接続している造形。すごいな

と思えば、沙良さんの、驚く医師に背伸びして接吻、身を任せる媚態

ふだんは清楚なたたずまいなのに、
この時見開いた眼が怖いぐらい美しかったり。
この回のエンドロールもHonestyだったのは、それを一つの誠実だと捉えているからなんだな…。

終幕前の会話が好き過ぎてリピートしまくったあげく、
あのちっくしょ、で、二つの人生が通りすがりでなく
深いところで結ばった気がしたり。

ことばじゃない部分、ちょっとした機微とか、盛られてる感情とか、視線とか
あるいはたたずまいそのもので伝わる情報量がとても多い。

そしてそんな閉塞感の上に咲いた花のようなドラマなのに、
どんなに端然としていても、青年の眼差し、微笑みが
かすかにですがあたたかみを帯びていて

閉塞から毀れてくる青年の体温であり

沙良さんの既に悲しみに打ちひしがれているナレーションであり…

とかとか、50分で咀嚼しきれません。
大変です。

でもあの、嬉しいです。
青年に焦がれながら待つ日々も、もうあと3週間…。

ご無沙汰しています

うわあ、ご無沙汰しています。

何をしていたのか記憶もない位慌ただしくしていましたが、
気がつくともう、一年の半分が過ぎてしまいました。

前のエントリで叫んでいましたが、剛さんのLIVE、来ましたね。嬉しい!
去年のケリー&しゃまのフェス、そして平安
それぞれ異なるテイストで構成されていて、それぞれに出色のLIVEだったという
恐るべき振り幅。
知ってたけど。

今回はどんな構成かしらん。
昨日のFMBでも流れたshamadokafunkは是非に聴きたいな…。
あれは平安さんぽいかしらん・・・。

(渋谷1日と、国際フォーラム1日に参加予定です)

LIVE!LIVE!LIVE!

心を亡くすと書いてイソガシイ日々が続いています。
KinKiさんのRUSHあれこれも追えてない。
でもどこかで観に行きたいと思ってますけども。

そんな中、季節が、冬と春のせめぎ合いです。
昨日は雪が降るのを見たし、今日も身体の芯に来る寒さ。
昨夜は本格的には降らなかったけど、とは言えすごく寒く…赤いsingerの夜でしたよね。

その前は一瞬、春の陽気が漂ったし
今の寒さの中にも、卵のように春が眠っているに違いない。

こんな季節に、少し先の春を想って、あれを聞きますよ。Cowardを。

素敵な詞と格好良い音とボーカルで
柔らかい恋のお話、お伽噺、憂鬱から虹色まで歌ってくれる。
…好き!大好き!(遠慮なく言っちゃう!)

毎朝聞いてたら、子piaに言われた

「ママこれ好きなんだなーって思って聞いてた
パソコンの立ち上がる時のような音だよね」←打ち込みぽい音のこと



ロイノチノイまであと一週間。

先行3曲が尖ってて、カッコ良くて、泣いちゃいそうで。

跳ねたり踊ったりしんみりしたいのよ。



剛さん、スタッフの皆さま、

早く!早く!

LIVE!LIVE!LIVE!


(そしてジンジャーミラーボールのチェーンとかグッズどうでしょう。ね)

LIFE

先日のこと、子piaが近道だから自転車で国道走りたい、というので
「あまりにも愛が大き過ぎると、失うことを思ってしまうの♪」国道はやめて〜と歌ったら、
ママ—引用はそこじゃないでしょ「心配性過ぎなママは国道をーいやーがるー♪」でしょ、
と歌い返されました(笑
今年も引き続きKinKiさんファンな私たちです。


…以下は去年から書いていたエントリなので旧年中な感じがしますが、続けちゃいますね。

大掃除の間、割とLIFEをかけてました。それからLOVE。
すごくすごく、生命力を感じました。
アルバム全体が生成りの柔らかく光る色で、そこにLOVEのピンクや青や他の色が縞々に入る感じ(もちろん独断です)。
綺麗でパワフルなアルバムだあ。
やっぱりKinKiさん好き。

以下、自分の為の備忘ですが、LIFE感想です。

(でも聞いてて、LOVEとLIFEってくっきり分かれているのでもなくて
きっと陸続きのようなストーリーたちなんだなと今は思ってます)


【スピード】
海辺を走ってるような開放感
剛さんの太い声、歌い出しが好き(MFも素敵でしたね)

#消えてくことのない宝物がある

#一瞬で過ぎてゆくから気をつけて

Kinkiさんの刹那感って、ちょっと出口がなくて胸が切ないけど、
民夫さんのそれはまた違って、
一瞬を生き切る感じ、開放感が半端なく爽やかで

民夫節の(深いけど)ノホホンな感じが、
これまでの真面目で繊細なKinKiさんには無くて、最初慣れなかったけど
時を、風に吹かれて駆け抜ける感じ、刹那無常。

KinKiさんに次につながるブレークスルーとなるといいと思います。




【命のキセキ】
一転してたかみー
「生きることを諦めない」この「生きよう」「生きるんだ」感

#新しい朝日が昇る希望という光に包まれ
#君よ命ある限りその夢を追いかけろ

剛さんの涙を含んだような声が本当に好き。
光一さんの真っ直ぐな声も愁いを帯びて
…二人の声が帯びる愁いの微妙に違う色、描く模様が素敵。

生きる力が呼びさまされる、駆り立てられる曲。
底力湧きますねえ。


【変わった形の石】
もう2年前。ちょっとぽつねんなリリースでした。
(ファンになっての初リリースだった)

煩悶みたようなものが、時間の経過とともに
「ぼくはぼくでいいよ」っておさまって
「変わった形の石」に姿を変え…今窓辺にある。

ぐっとこらえた穏やかさ、優しさがこぼれるような曲。
主張しないけれど品のある。
お二人ファルセットも気持ちいい!

#忘れない目印だよ

Kコンの時の「変わった形のつよし」今でも時々思い出します。
光一さんたら。たら。


【Tomorrow again】
物凄くパワー(生命力)が感じられるのは曲想もあるけど、
歌唱、そこにKinKiさんが込めた、
燃えるようなストレートなencourageを感じるから。

#昨日じゃもう明日には勝てない

コンでもパワフルでした。コアナンバーだったんじゃないかな。

剛さんの、気持ち満ちてきて歌わずにいられない声。特に高音の伸び。幸せ。

#誰だってさ思ってるほど大人にはなれない

光一さんの声は、聞いてていつも純白な気持ちになるなー


【ウタカタ】
光一さんの優しい声と合ってる、優しい歌。 

剛さんの、ため息が響くような声と合わさって

純白だったりひるがえって七色に変わったり、
好きな人たち、好きなハーモニーです。


【Morning Glory】
ロックは光一さんのイメージがあって、
今でもそうかもしれないと思いつつ
剛さんの腰の入った歌い方(←変な表現)大好き!

特に
#One Love One Life かけがえのない愛をもっと

のところのぐっと入った歌い方好き! スパイシーでちょいケリー様っぽいかも。


【WELCOME】
とても美しい曲。
光一さんの清らかな感じが曲想とマッチしていて
そこに剛さんの艶と濡れ感ある声が合わさって
この世のものとも思われないです。

二人の声が交互に現われては合わさって消える
ファルセットが綺麗…心が洗われますです
ちょっとアカペラかキーボード位の伴走で聞いてみたいな。

というか、もしかして
アカペラかそれに近い、音作り軽めでアルバムを作ってもいい気がします。
今の二人なら、行けるんじゃないかな。それに、ストレートに伝わるかも。

二人の声の重なり融け合いが大好きなファンなので、
そんな企画あったら、ちょっと垂涎…!


【君らしく生きる君が好きだ】
剛さんの低めで彫りの深い歌い出し…心ざわざわ。
KinKiさん色っぽ過ぎるんですけどー

#その唇重ねた時。
↑普通に歌っていて何々このダダ漏れ感。

通常盤のプラス一曲ってどう選ぶのかな。
多くの人に聞いてほしい曲ということなんでしょうけど。

いや、確かにこのダダ漏れの虜になりそうですけどね。


何だか走り書きですけど…とりあえず。

あけましておめでとうございます

12月31日と1日、東京ドームに参加していました。

自分が大好きな人たちだからかもしれませんが、凄く楽しかった。
二人の歌も本当によかったし
(Lアルの歌もよかったし、もう君以外愛せないとかto HEARTとかとか)
光一さまお誕生会も光一さんがハッピー剛さんにびしばしっと突っ込んでいて
とか言いながらいつの間にかケーキの上にふたりぼっちで
気持ちの問題とか、モチミスとか、いったい何でしょうね? 
でも確かに、お餅食べる時に思い出してほんわか笑っちゃいますね。新年早々。

剛さんがやんちゃで柔らかくて少年ぽい感じ、
光一さんがちょっと低めの声でジェントルマンな感じで
吹き替えの話もカウコンの話も、どこまでもどこまでもずっと喋っているのが、
手が届かなくて儚い存在にも、
いつも変わらずそこにいてくれるようにも、思えました。

どちらにしても二人の姿は豆粒ほど遠い、天井席の一番後ろの席だったのですけれども。
すぐ傍にも、儚く傷つきやすいものにも感じた夜でした。

ペンラでのcandle night…あったかかったなあ。
赤と青とキャンドル色。キャンドル色もよい色でしたね。
楽しくてそして最後に剛さんの挨拶、アニバで胸一杯になったコンサートでした。

それでは、幸せの余韻を温かくてホカホカなまま胸にしまって
Lアルをまたしばらく楽しみますか。
LIFEの感想もまだですしね…。

剛さん2013

実は23日、京セラに行ってました。
チケット譲って下さる方もいて、万障繰り合わせがついたので行きました。
その後仕事がラストスパートだったのと体調があまりよくなくて、感想残せていないのですが、
ひとことで言うと、楽しかった! ペンラが綺麗でした。

今日から仕事も休みになり、大掃除もーどです。

今年駆け込みでちょっと剛さんの一年を振り返って、印象に残ったことなどを。
(きんきさんはお正月明けに書くと思うので)

やっぱり、瞬きの発表と、そのテーマで行われた平安神宮かな。
時空、赤いsinger と テクノロジア、そして。
渾身の、身を折るようにして「瞬き」歌っていた姿が脳裏に浮かびます。
これからも、平安神宮はきっと毎年行くと思います。

それと双璧をなすように、フェスも胸に焼き付いてます。
先ごろダイジェストが放送されましたが、
ブルベリ、CCK、白龍、しゃま、街。
ケリーに会えて絶叫しちゃいましたっけ。
ライブでもっと会いたいです。来年はそんな年であってほしい。

そしてカバ。
ボーカリストとしてもう、なんだろう、新境地とか円熟とかじゃなくて適切な言葉が思い浮かばないけど
全編美しい物語を編んでいる歌姫がいましたね。
十川さんのアレンジも秀逸で、
ちょっとどれもため息がでるような美しいストーリー。
ソロワールドとは違うけれど、確かな剛さんの表現でした。もう何と言うか、美し過ぎる…

私にとっては剛さんは音楽の人なのでこの3つが思い浮かびますが、
天魔さんも楽しかったな。
猿時さん、春奈ちゃん、リーダーも忘れられません。2013年よい夏過ごさせてもらいました。
こぎりも行けていませんが、レポや写真が可愛いかったです。
ココロ見もあり、今日は声のお仕事もあって
幾つの魅力がある人なんだろうと改めて驚かされます。

そして今年特に後半、じわじわ来たのがFMB
多才・異才の人の、いつも魅了されてやまないけれど
でもふっと触わると切れて血の出るような、繊細な所
それを越えて行く強くて温かい所がここではほとんど生で伝わってきて、
時々はっとしたり切なかったり、聞いてて結構動揺…。
昨日のご結婚されるファンのメールに急に改まって「今まで大変お世話になりました」は胸突かれました。
胸突かれシーン幾つもあります…でもきっとひとつながりの剛さんなので、
ちょっと切り取って自分の言葉にはできないぐらい、生です
pencilがまたお洒落なんですけど。

来年はぶるれいにアルバム、ココロ見の本、声のお仕事。既に前半すし詰めな感じです。
来年も目眩く剛さんワールドに魅せられるんだろうなあ。

苦しみと全身全霊、そして豊穣と切なさ

剛さんも35歳ですね。
どんな年が、どんな扉が開かれるんでしょう。

ファンですので、本当にたのしみに、ただ楽しみに待っています。