ドラマ

もひとつ。こっちも騒然ですが、プラトニック。
今日は5話ですよね。

剛さんのシリアスドラマはこれまでsummer snowぐらい…。
その時の経験もあり、見始めると生活に支障を来すと予想しているため控えています。

今回、その予想が当たり過ぎていて、苦しいんですけど。

たぶん感情がいろんな方向からやって来て、ざわざわが鳴りやまないからだと思う…。

初々しい恋人同士だったのに、別れを告げて慟哭…。
そして「普通の人です」「そんなものです」という諦め。
かと思えば婚姻届を出しに行くのに、はしゃいでいるような、切ないような。
この相反する感情が無理なく接続している造形。すごいな

と思えば、沙良さんの、驚く医師に背伸びして接吻、身を任せる媚態

ふだんは清楚なたたずまいなのに、
この時見開いた眼が怖いぐらい美しかったり。
この回のエンドロールもHonestyだったのは、それを一つの誠実だと捉えているからなんだな…。

終幕前の会話が好き過ぎてリピートしまくったあげく、
あのちっくしょ、で、二つの人生が通りすがりでなく
深いところで結ばった気がしたり。

ことばじゃない部分、ちょっとした機微とか、盛られてる感情とか、視線とか
あるいはたたずまいそのもので伝わる情報量がとても多い。

そしてそんな閉塞感の上に咲いた花のようなドラマなのに、
どんなに端然としていても、青年の眼差し、微笑みが
かすかにですがあたたかみを帯びていて

閉塞から毀れてくる青年の体温であり

沙良さんの既に悲しみに打ちひしがれているナレーションであり…

とかとか、50分で咀嚼しきれません。
大変です。

でもあの、嬉しいです。
青年に焦がれながら待つ日々も、もうあと3週間…。