ラブセッション

興行最終日に観に行ってきました。
11月7日までだったのを、数館のみ終了が一週間延長されて、
その最終日でした。
半分前後、人が入っていたかな。

ラブセッション

えっとざっと言うと、オカモトズとさかいゆうが、
それぞれセッションで共演したい人にビデオレターで熱望お伝えして、
指名された方も嬉しくて、会って、歌を決めて、アレンジの相談して、リハして、
そして最後30分はライヴというドキュメンタリー。監督は板谷栄司さん。
「ぼくらの音楽」「FNS歌謡音楽祭」10年間演出を手掛けた方。

うわあ、幸せでした。
繁忙期だったのと、時間が遅くて子どものこともあって悩みましたが、
オットにお願いできることになり、思い切って出かけました。
一週間の最後の最後、本当に幸せにしてくれる映画でした。

とか言って、疎い自分なので、この映画に出て来るミュージシャンで知っていたのは
マッキーと島袋寛子ちゃんだけ。
オカモトズと共演のRIP SLYMEさかいゆうさんと共演のクリスタル・ケイさん、吉田美奈子さん
凄い人たちなのに知らなかった。済みませぬ。
でもそのぶん、ただただ音楽を愛してる人たちだと思って始まったので、
メッセージが純粋に伝わって来た。と言えるかも。

さかいゆうさんも、剛さんの「音楽と人」の記事にお名前はあったけど、ほとんど初めてです。
大大大好きなマッキーと初めて会った時の、表情とかお話しとかが本当に可愛い方で!(←失礼)
マッキーの魅力を話すと止まらなくなる…大好きなんですね。以下、覚えてる限りで。
詞も曲も、歌ってるさまもキーボードプレイも、アレンジも、ライヴもMCも、何もかも好き。
ポップスシンガーであるだけでなくソウルシンガー。
フランクシナトラじゃなくてナットキングコール。口を大きく開けて、歌詞をはっきり伝えようとしてるところが。
どうしてそんな声が出るのか、骨格から研究した…。でもどうしてもそんなふうにならない。
それは唇の厚さなんですね。
詞が先なんですね。そう聞いた時の目のきらきら。詞先なんだ。ことばがメロディを呼んでるんですね。
ことばのためのメロディなんですね。
マッキーの「三人」鍵盤で作ったんですね。鍵盤の甘い香りがする…とか。またきらきら。
とか滔々。
そしてマッキーのことずっと見てる。目のなかに星あるかと思いましたよ。
マッキーも、やっとことばが通じた自分のこれまでどうしても言葉にできなかった部分を、翻訳してくれる人がいた、嬉しいと。

寛子ちゃんのこと「どうして選んだの?」とマッキーに聞かれて
「声がちょっと生意気だから」とか、表現のセンスもポップで発信力がある人ですよね。

後はどのセッションに関しても、出会い、曲選択、アレンジ、リハとか打ち合わせして進むところが、
意外と普通、というと失礼かもしれませんが
上手く行かない、ああでもないこうでもないって知恵出し合ったりプロコン考えたりして
最終形を仕上げてくのが、
どの仕事も似てるなーと思ったり。
体調が悪くなる人も出るし。

セッションどれも、素敵でした。
オカモトズとRIP SLYMEのセッションはぼんぼん跳び跳ねてる感じが!
音楽大好き!震える震えるぜ!
って歌全然知らないのに踊りたくてしょうがない☆

さかいゆうさんのセッションは「三人」から。
主旋律だったりコーラスだったり、二人本当に綺麗なハーモニー。
音の震えも伝わってくるけど、同時にマッキーがいるととても安心する。
クリスタルケイさんの声、綺麗で色っぽくて素敵だな。
寛子ちゃんは大人っぽく。緊張感も伝わってくる

別セッションの美奈子さんは歌もゴッドママだったけど、
大雪の中を傘も差さずに歩いて来る姿が何だか心に残ってる…。
この時、さかいゆうさんのピアノワークも改めて凄かったです。

剛さんのFUNK詩謡夏私乱から、頭がぱっかーんと開いたというか
頭のまえのほう、前頭葉が熱くなるんじゃなくって、身体が全体熱くなるようになった。
というかそういう音楽が好き。
だから、最後のライヴのときとか、身体が動いてしょうがなかったー。

そしてラストチューンは確かに全員、DNAで歌えるレベル!口ずさんでしまう!
ああもう一度みたい。てかあの現場にいたい・・・は無理だけど、
せめて映画館で踊れれば。
残念ながらTV放送、web配信、DVD化、すべてしないとのこと。
もっと前に知って入れば、何回か観に行ったのにな・・・。
この映画を愛する人たちで、パブリックビューイングの機会があればなあ・・・。
そして乞う第二弾☆

帰り道、オカモトズとRIP SLYMEyoutubeで鳴らしながら
気持ちちょい飛び跳ねながら、帰りました。